特定保健用食品

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商品詳細

商品名

日清MCTリセッタ
食品の種類:食用調理油
内容量:600g等
関与成分:中鎖脂肪酸

申請者

日清オイリオグループ株式会社
住所:東京都中央区新川一丁目23番1号
電話番号:0120-016-024(お客様相談窓口)

許可を受けた表示内容

この油は、中鎖脂肪酸を含み、体に脂肪がつきにくいのが特徴です。体脂肪が多めの方や肥満気味の方は、通常の油に替えて、この油をお使いいただくことをおすすめします。

許可日

令和4年6月24日

許可番号

第1836号

一日摂取目安量

各種料理に合わせて通常ご使用の食用油と同じ様に調理用油、卓上油としてお使いください。普段ご使用の食用油と同じ量でご使用になれます。一日当たり摂取目安量として14g程度を摂取してください。(日本人の食用油の平均摂取量は10~14g/日です)関与成分:中鎖脂肪酸 1.6g/14g

摂取をする上での注意事項

多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。

関与成分についての解説

成分の特性
中鎖脂肪酸(カプリル酸、カプリン酸)は、ヒトの母乳中に脂肪酸含量の1.5~2.9%、牛乳等の乳製品中に4.0~4.7%、ヤシ油中に13.9%、パーム核油中に7.1%含まれるきわめて日常的に摂取される食品成分または乳成分である(1,2)。
作用・効果および機序
中鎖脂肪酸は、吸収・代謝において、菜種油、大豆油のような一般的な食用油(長鎖脂肪酸)と比較して、以下の特徴が知られている(3, PMID: 12775122)。
・消化管内での分解が極めて早く、速やかに吸収される。
・腸管膜内でトリグリセリドへ再合成されることなく脂肪酸の形態で門脈から肝臓に移行される。
・ミトコンドリア内外膜通過時にカルニチン輸送系に依存しない。
・吸収、酸化が早くエネルギーとして利用されやすい。
・食後の熱産生を増大する。
出典:
(1) 油脂化学便覧(改定三版)丸善 1990年 107, 112.
(2) パーム油・パーム核油の利用 幸書房 1990年 6-13.
(3) 生理活性脂質の生化学と応用 幸書房 1993年 157-175.
(PMID: 12775122) J. Nutr. Sci.Vitaminol. 2002;48(6):536-540.
関与成分の分析方法
測定試料中の中鎖脂肪酸含量を、試料油脂をメチルエステル体に誘導体化した後、ガスクロマトグラフにより定量する。

構造式:
CH3CH2CH2CH2CH2CH2CH2COOH(カプリル酸)
CH3CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH2COOH(カプリン酸)
出典:
基準油脂分析法: 日本油化学協会法(日本油化学協会編) 朝倉書店1996年

安全性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
「日清MCTリセッタ」摂取の影響を血清脂質、ケトン体、体脂肪、肝機能、腎機能について検討した。健常人男女10人に42gのMLCT(「日清MCTリセッタ」)又は長鎖脂肪酸トリアシルグリセロール(植物油)を2重盲検下で食餌管理を行い、4週間摂取させた。4週間後に血清脂質、ケトン体、体脂肪に関する測定値に有意差は認められず、その影響は植物油と同等であった。また、肝機能、腎機能はほぼすべての項目で有意差が見られず、一日摂取目安量の3倍量である「日清MCTリセッタ」摂取は肝機能、腎機能に影響を与えないことが明らかになった(1)。
出典:
(1) 静脈経腸栄養 2002;17(4):1-7.
動物・その他の試験
研究1:
カプリル酸トリグリセリドを用いて動物試験が行われた。ラット及びマウスを用いた単回経口投与試験の結果、LD50は10ml/kg以上であった。ラットを用いた1ヵ月間の亜急性毒性試験および6ヵ月間の慢性毒性試験の結果、一般症状、発育状況は対照群と比較して差を認めなかった。マウス及びウサギを用いた胎仔試験において、母体体重増加、一般症状、胎仔重量に著名な差を認めなかった(1)。
研究2:
カプリル酸およびカプリン酸が主な脂肪酸である中鎖脂肪酸トリグリセリドを用いて動物試験が行われた。ブタを用いた400mg/kg体重の食餌投与では、生殖行動への悪影響、母体毒性、胎仔毒性及び催奇形性を示す結果は認められなかった。ラットを用いた強制経口投与において、発がん性は認められなかった(PMID: 10685018)。
出典:
(1) 応用薬理 1970;4:871-882.
(PMID: 10685018) Food Chem. Toxicol. 2000;38(1):79-98.

有効性に関する評価

人を対象とした試験
研究1:
「日清MCTリセッタ(MLCT)」を含む食事を摂取した場合の体脂肪蓄積に及ぼす影響を、通常の調理油を対照に調べた。その結果、平均BMI 24.6±0.4kg/m²の被験者で、摂取4~12週間の体脂肪量、ウエスト、ヒップ、皮下脂肪面積および内臓脂肪面積は対照油群と比較して有意に抑制された(PMID: 12810404)。
出典:
(PMID: 12810404) Asia Pac. J. Clin. Nutr. 2003;12(2):151-160.
動物・その他の試験
ラットを用いて「日清MCTリセッタ(MLCT)」等の体脂肪蓄積に及ぼす影響について菜種油(LCT)を対照に検討した。その結果、内臓脂肪重量、屠体脂肪重量並びに内臓脂肪重量及び屠体脂肪重量の和で示される体脂肪重量で、MLCT群はLCT群に比べて体脂肪蓄積が有意に抑制された(1)。
出典:
(1) J. Oleo. Sci. 2002;51(11):699-703.

備考

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